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Webフリーランスがやってはいけない10の行動

2022.02.22

小川きぬ

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こんにちは、株式会社AWA Biz取締役の小川きぬです。

今回は私自身が約2年半ほどWebフリーランスを経験する中で、”やってはいけない10の行動“をまとめました。

私自身の経験や周りのWebフリーランスの話を聞く中で「ここは共通してある失敗だな」と思うことや、「このポイントで失敗するパターンもあるんだな」と感じている部分についてまとめています。

これからフリーランスになりたい方や、現在フリーランスとして頑張っている方にとって参考になれば幸いです。

クライアントの言いなりになる

クライアントの要望をしっかりヒアリングし、成果に落とし込むことはフリーランスにとって必須のスキルです。ただ、要望をしっかり汲み取ることと言いなりになることは全く別です。

言いなりとは、例えば当初聞いていなかった仕様の追加や急な変更も、追加料金なしで引き受けてしまうことです。こうした要望を簡単に引き受けると、予定していた作業量を大幅オーバーし赤字というような事態になりかねません。

自分の作業時間=見積もりになっているWebフリーランスにとって、対応にどれぐらい時間がかかっているかはとても重要です。「まぁ、休みも使って対応すればいいし」と簡単に考えてしまいがちですが、それだとずっと苦しい生活から抜け出せません。

さらに、今後は外注を考えているなら「自分が対応すればいい」だけでは収まらなくなってしまいます。外注先から「これ以上は対応できません」と言われてしまうと、結局自分が対応するか、他に対応できる人を探すため奔走することになります。

言いなりになるのではなく、「ここまでは費用内で対応できますが、ここからはできません」としっかりお伝えし、「代わりにこういう形ではいかがでしょう?」と代案を提案をしていくことが重要です。

すぐに値下げする

受注できるか不安な時やクライアントから値下げ交渉をされたときに、すぐに値下げしてしまう人がいるのではないでしょうか?私もフリーランスを始めたばかりの頃は、値下げをすることでなんとか受注した経験もたくさんあります。

もちろん経験値が未熟なうちは有効な手の一つですが、ずっと続けている人はいずれフリーランスとして生活が成り立たなくなってしまいます。

また、値下げを交渉するということは、あなたの価値を安く見積もっているということです。そういった人は前提として「安くできて当たり前」という思いがあります。仮に値下げして受注できたとしても、その後さらに無理な要求をしてきたりする人が多いと感じています。

もし値下げを要求されたら「その代わり○○については対応できなくなります」などその分サービス範囲を狭めるなどして、元値を下げないようにしましょう。

修正回数を決めていない

Webフリーランスに疲れて辞めてしまう多くの原因が、この”修正回数を決めていないことによる無限修正地獄“ではないかと思っています。

事前にクライアントと修正回数の合意をとっておかないと、後々になって修正が何度も何度も来て痛い目を見た、というフリーランスの方も多いのではないかと思います。

弊社では事前にクライアントへ修正回数をお伝えするようにしています。また、大きな修正だった場合は追加料金になる旨も伝えています。

さらに修正回数のみではなく、

  • 当初の要件から変わった場合、追加料金となる
  • 対応できるブラウザを明記する(Web制作の場合)

など、事前に認識を合わせておきたいものに関しては、契約書とは別紙を用意し確認してもらっています。

トラブルの原因の多くは事前の認識が合っていなかったことにあります。案件がスタートする前に、トラブルになりやすい事項についてはあらかじめ認識を合わせておくことが重要です。

新規顧客を開拓しない

フリーランスを続けていくと、継続して依頼してくれるクライアントが出てきます。そうすると収入が安定していくので、徐々に営業活動をしなくていい状態になっていきます。

もちろんそういった”継続受注“を増やしていくことが大事なんですが、それに安心して新しいクライアントを開拓しなくなると要注意です。

今は継続して依頼があるかもしれませんが、いつなくなってしまうかわかりません。契約を切られる可能性もありますし、その会社が倒産してしまうことも考えられます。取引先が一社しかないのはかなり大きなリスクです。たとえ今は十分に仕事があるとしても、新規クライアントを開拓する手は止めないことが大事です。

また、単価を上げたくなった時も既存顧客への価格交渉のみでは難しいことが多いです。単価を上げたいなら、新しいクライアントに単価を上げた状態で提案する方が手っ取り早いです。

「これから単価アップしていきたい」「働きやすいクライアントを探したい」と思っている人ならなおさら、常に新規顧客は開拓し続けることが大事になります。

経験の浅い人に外注する

仕事が増えてくると自分だけでは手が回らなくなってしまうことがあります。その時に誰もが考えるのが”作業を外注する“ことではないでしょうか。

今後スケールアップしていくためにとても重要な工程であり、また自身が病気やケガで動けなかった時のためにも依頼先を探しておくことは大事です。

ただこの時に「自分もまだまだ経験が浅いのに、さらに経験が浅い人に外注して失敗する」という地獄の構図を何度も見てきました。私自身もフリーランスなりたての時にこの失敗をして痛い目を見たことがあります。

経験が浅いうちは、安易に外注しないことが得策です。外注するとしても自分でリカバリーできる範囲で依頼すべきです。

私は苦い経験を通して、外注するときはとても小規模から依頼するようにしています。その人が仮に途中で作業できなくなっても、自分でリカバリーできるぐらいの規模です。

フリーランスは何があっても全てが自己責任。「外注先と音信不通になったので案件が完了できませんでした」なんていう言い訳は通用しません。

経験が浅い人には外注しない、あるいは外注するなら自分でリカバリーできる範囲で外注する、というルールを決めておくと失敗が避けられると思っています。

仕事を詰めすぎる

何件もの案件を掛け持ちし、常に余裕のない状態でスケジュールを組んでしまうのもフリーランス失敗あるあるです。

心身ともに健康な状態であれば問題ないですが、急に体調を崩したり、身内に不幸があって数日動けなくなったり、そんな時に対応は可能でしょうか?

私の周りにも、仕事を詰めすぎて睡眠不足・ストレス過多で体調を崩してしまったフリーランスを何人も見ています。そんな時に無理をすると、その後さらに体調が悪化したり燃え尽きてしまったりして、フリーランスを辞めてしまう事態になりかねません。

仕事は常に余裕を持たせて受けるべきです。「仕事を断ったらもう依頼が来ないかもしれない…」と心配になるかもしれませんが、逆に仕事を詰めすぎてクオリティが下がると、もっと仕事はこなくなってしまいます。

スケジュールは詰めすぎず、何があっても対応ができるようにしておくことが大事です。

テキストコミュニケーションが雑

Webフリーランスにおいてチャットやメールといったテキストでのコミュニケーションは必須です。そんな時に、テキストが雑な人は継続依頼になりにくい場合が多いです。

テキストコミュニケーションが雑とは?と思われる方もいるかもしれません。私の中で「雑だなぁ」と感じたことのある例を挙げてみました。

  • 誤字・脱字が多い
  • テキストが簡潔すぎて知りたい内容がすべて記載されていない
  • 「○○してください」などドライな指摘や依頼が多い
  • 語尾がすべて「!」になっていて圧が強い

テキストのみで仕事を進めるのにやたらと時間がかかったり、文章の節々から礼節のなさが伝わる人が「テキストコミュニケーションが雑な人」です。

また、テキストは表情やトーンがわからない分、直接話す時の10倍は冷たく感じてしまいます。なので親しい人には絵文字や「!」「?」などを使い、テキストでも感情が伝わるようにしています。

また、「誤字・脱字がないか」「意図と違う形で相手に伝わらないか」という観点で、2〜3回は文章を読み返した上で送信するようにしています。

直接会った時と同じように、丁寧で相手を気遣った文章を作成することが必須だと思っています。

周りに自慢する

フリーランスになると周りからチヤホヤされる機会が増える方もいるかと思います。そんな時に「どうだ、すごいだろ」と言わんばかりに自分の実績を周りに自慢しまくる方がいます。

自分をアピールすることは大事なのですが、過度に行きすぎると周りのフリーランスから嫌悪され、孤立することも少なくありません。繋がりが命といっても過言ではないフリーランスの世界において、悪いウワサが流れるとすぐに居場所を失ってしまいがちです。

「今月は○万円も稼げた!」「案件がいっぱい来て自分では手に負えない状態になった!」と自分の成功を周りに自慢したくなることもあるかと思いますが、そこはグッと堪えて謙虚に行きましょう。

私も過去に自分の成功に浮かれて高飛車になってしまい、周りから人が離れてしまった経験をしています。常に謙虚に、相手に尊敬を持って関わる態度こそがフリーランスとして生き抜くコツではないでしょうか。

交流の場で営業する

こちらも気づかないうちにやってしまいがちなのですが、交流の場で営業活動するのはNGです。営業が前提になっている場であればいいのですが、あくまで交流をメインとした場では名刺交換ぐらいにしておいてコミュニケーションを楽しみましょう。

私も以前、交流の場でゴリゴリに営業され嫌な思いをしたことがあります。とある交流の場で、Web制作でフリーランスになりたての方から「よかったら仕事を振ってください」と言われました。その時は「また機会があればぜひ」と好意的に返していたのですが、その後も会うたびに「よかったら仕事を振ってください」と言われ、とても嫌な気持ちになりました。

交流の場は「友人を作る」が前提となっているので、ビジネス感を出しすぎると嫌悪される場合があります。その提案がWin-Winであれば問題ないのですが、相手が嫌がっていることを察知せずにゴリゴリいくと縁が切れてしまうことにもなりかねません。

「ビジネスのための人脈作りとして交流会に行く!」と思っている方も多いと思います(私もそういう気持ちで参加したことはあります)。そう思うことは問題ないのですが、まずは友人になって信頼関係を築いてから、Win-Winな仕事の提案をしてみてはいかがでしょうか。

新しい知識を取り入れない

Web業界は流行り廃りのスピードが激しく、技術やツールなどはすぐに古くなってしまいます。そんな時に今までのやり方に固執していると業界に置いていかれてしまうことになります。

例えばWeb制作の業界だと、Webデザインツールの切り替わりがとても激しくなっています。10年ほど前はAdobe Photoshop、Illustratorを使うのが当たり前でしたが、昨今ではAdobe XD、FigmaなどWebデザインに特化したツールが現れ、そちらが主流になってきました。

しかし未だにAdobe Photoshop、Illustratorを使っている会社は非常に多いです。理由は「使い慣れているから」というもの。ただコーダーとしてはXDやFigmaの方が断然コーディングがしやすく、効率も上がります。XDやFigmaを使っていない場合は値上げするとしている人もいるぐらいです。

こういったツールの問題だけではなく、あらゆるものが日々新しくなる中で「今までやってきたから」という理由で頑固にやり方を変えないフリーランスは、どんどん仕事がなくなってしまうのではないでしょうか。

Twitterやブログ、書籍などを通じて常に「業界の最新とは何か」「今求められているものは何か」を考えアップデートしていく必要があるかと思います。

さいごに

“やってはいけない行動“としてまとめましたが、どれも私が経験してきたものばかりです。今思えば顔を覆いたくなるような恥ずかしい失敗をたくさんやらかす中で、少しずつ改善してきました。

失敗すること自体はすごく良いことだと思っていて、経験からしか学べないこともたくさんあると思っています。大事なのはどれだけその失敗から学び、改善していくかではないかと思っています。

これからフリーランスとして活躍したいと考えている人にとって何か役に立つ情報があれば幸いです。

この記事を書いた人

小川きぬ

株式会社AWA Biz取締役。主な領域はマーケティング、Webディレクター。調査分析から行うサイト設計など、お客様の強みを活かしたWebサイト制作が得意。発信が好きで、Twitterでは1ヶ月で1,000フォロワー集めたことも。

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